■INDUSTAR 50-2 インプレッション・レビュー


旧ソ連製オールドレンズ

今回はオールドレンズの雑感。
まずはギャラリー等から。 撮影は今回はGRD3君にお願いした。

Industar50-2001
3つ所有しているのでついでに撮影。
見た目の通り、小さく薄いパンケーキレンズだ。
光学系はTessarタイプ。
両端は輸出用、真ん中が国内用のようだ。
同じ国内用、輸出用でも色んなバリエーションがある。
こちらはすべてKMZ(クラスノゴルスク機械工場)製・・・のはず。
一番右だけロゴマークが微細に異なっているが。

Industar50-2002
Made in USSR。

Industar50-2003
全径は約5cm。

Industar50-2004
厚みは約26.6mm。

Industar50-2005
光学のきれいな個体も未だ多い。

Industar50-2006
マウント部。
いたってシンプル。

Industar50-2007
絞りはF3.5-F16まで対応。

Industar50-2008
撮影距離は0.65mから無限遠。

作例

以下は作例など。
機材はα7M2+LM-EA7、レンズは上記の国内向けモデル。
いつもの公園を夕暮れ、曇り時に撮影。

Industar50-2009
絞り開放。

Industar50-2010
F16。

Industar50-2011
絞り開放。

Industar50-2012
絞り開放。

Industar50-2013
F16。

Industar50-2014
絞り開放。

Industar50-2015
F5.6。

Industar50-2016
F8。

Industar50-2017
F11。

Industar50-2018
F16。

Industar50-2019
近接撮影。
葉の質感も良く出ていると思う。

Industar50-2020
絞り開放。

pros

 1.価格

3000~4000円でお釣りがくるのはお財布にうれしい。

 2.マウント

ユニバーサルマウントと呼ばれるM42マウントなので汎用性が高い。

cons

 1.絞りシステム

実絞りでしか使えない。
レンズの大きさを考えるとやむなしか。

まとめなど

以前このレンズで軽く撮影したときには「ほほう、意外と写るなぁ」という感じだったが、今回改めて撮ってみて、とても良く写るレンズだと感じた。
その反面、面白みには欠けるかもしれない。
大きさ、機動性はこのレンズの大きな武器だ。
では今回はこの辺で。

Written on December 6, 2019