■INDUSTAR 50-2 インプレッション・レビュー
旧ソ連製オールドレンズ
今回はオールドレンズの雑感。
まずはギャラリー等から。
撮影は今回はGRD3君にお願いした。

3つ所有しているのでついでに撮影。
見た目の通り、小さく薄いパンケーキレンズだ。
光学系はTessarタイプ。
両端は輸出用、真ん中が国内用のようだ。
同じ国内用、輸出用でも色んなバリエーションがある。
こちらはすべてKMZ(クラスノゴルスク機械工場)製・・・のはず。
一番右だけロゴマークが微細に異なっているが。
Made in USSR。

全径は約5cm。

厚みは約26.6mm。

光学のきれいな個体も未だ多い。

マウント部。
いたってシンプル。

絞りはF3.5-F16まで対応。

撮影距離は0.65mから無限遠。
作例
以下は作例など。
機材はα7M2+LM-EA7、レンズは上記の国内向けモデル。
いつもの公園を夕暮れ、曇り時に撮影。

絞り開放。

F16。

絞り開放。

絞り開放。

F16。

絞り開放。

F5.6。

F8。

F11。

F16。

近接撮影。
葉の質感も良く出ていると思う。

絞り開放。
pros
1.価格
3000~4000円でお釣りがくるのはお財布にうれしい。
2.マウント
ユニバーサルマウントと呼ばれるM42マウントなので汎用性が高い。
cons
1.絞りシステム
実絞りでしか使えない。
レンズの大きさを考えるとやむなしか。
まとめなど
以前このレンズで軽く撮影したときには「ほほう、意外と写るなぁ」という感じだったが、今回改めて撮ってみて、とても良く写るレンズだと感じた。
その反面、面白みには欠けるかもしれない。
大きさ、機動性はこのレンズの大きな武器だ。
では今回はこの辺で。
Written on December 6, 2019
