■Leica M8 インプレッション・レビュー
Leica初のデジタルカメラ
今回はカメラボディの雑感。
まずはギャラリー等から。
撮影は今回はPanasonic GX7 + LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7にお願いした。
斜め前から。
Mマウント上部に距離計のコロが見える。
そう、二重像合致式のMFレンジファインダーデジカメだ。
マウント部。
6ビットコード読み取りバーコードがある。
軍幹部。
M8はシャッタースピードが1/8000まであるので、ピーカン解放という業もこなせる。
シュー部には真鍮無垢のサムズアップ(親指レスト)を装着している。
軍幹部端の液晶には、残り撮影枚数と電池残量を表示。
ファームアップでSDHCに対応したので32GBを挿入すると999との表示となる。
液晶・操作部。
余計な機能がないので大変シンプル。
液晶は今となっては軽い確認レベルでなら使える程度。
底部。
Leicaおなじみの底蓋式となっている。
底蓋を外したところ。
SDカードスロットおよびバッテリースロットがあるのみ。
作例
以下は作例など。
機材は当M8、レンズはJupiter-8およびCanon 50mm F1.4。
いつもの。
撮像素子がAPS-Hのため、50mmレンズでは中望遠寄りとなる。
F1.4で深夜のネコちゃん。
pros
1.所有感
Leica所有の満足感が高い。
造りがとてもよい。
2.オールドなレンズを使用可能
L39→LeicaM変換L/Mリング、あるいはMマウントレンズなら問題なく使用できる。
また1954年以降発売のLeicaMマウントレンズであれば、純正でLeica社が6ビット対応に改造してくれる(有償)。
Leicaの名レンズたちがデジタルで蘇るのは大変良いことであると思う。
cons
1.価格
発売時69万3000円。
ちょっと庶民がポンと出すにはキビシイ。
2019/09現在でも20万円以上はする。
2.暗所撮影
デイライトでは見やすいファインダーだが、さすがに深夜は「もうムリー!」と言っていいレベルでつらい時もある。
ISOも個人的には画質面で640以上には上げられない。
まとめなど
オートフォーカスもできない、対応レンズも高価、綺麗な写真を撮るなら一昔前のデジタルでも十分。
でもなぜ人はLeicaに惹かれるのだろう。
哲学的な考察が必要な問題である。
では今回はこの辺で。