■Canon EOS M 初代 について


Canonのミラーレス第一作

今回はカメラのレビュー。
軽いところからで・・・。
購入時期は発売年の2012年、ダブルレンズキットで突撃。
EF-MマウントレンズはEOS M3で使っているので、写真は本体のみで。
画像は兄弟機のEOS M2で撮影してみた。
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pros

 1. 本体サイズと重量

一作目でかなりコンパクトに出してきたな、という印象。
大きめのコンデジと同じと言っていいくらい。
このサイズならおさんぽでも手軽に持ち出せる。
重量はボディのみだと、なんと298g。
Canon G7Xが304gあるのでそれより軽い。
これでマグネシウム合金製のボディなので凄いことである。

 2. 基本性能

映像エンジンはDIGIC5、1800万画素、APS-Cサイズのセンサー、常用ISO感度は12800まで。
2012年のカメラとしては上々のスペックである。
2018年現在でも通用するレベルだ。
オートフォーカスが遅いとのことで巷ではこき下ろされているが、ファームウェア2.0.3に上げたうえでの話、そこまでもたつくとは感じない。
おそらくこのカメラで動体撮影など、なんでもこなそうとしているから、そう感じるのではないか。
個人的にはテーブルフォトや風景、ポートレートレベルでは、頑張っていると感じるクラスだ。
高感度も、ある程度はノイズは大丈夫だ。

 3. EFおよびEF-Sレンズとの連携

実はこれが一番、そそられた点であるともいえる。
手持ちのレンズ資産を生かすことができるのが、またレンズ交換式カメラの醍醐味だと思うからだ。
マウントアダプター「EF-EOSM」を噛ませることによって、EFおよびEF-Sレンズが利用できる。
特に問題はなく、オートフォーカスや絞りまでもが利用できている。
画像のものにもマウントアダプターを使用して50mm単焦点レンズを装着している。

cons

 1. Wi-Fi機能非搭載

巷では搭載製品も出ていたが、純正アプリのCamera Connectが使えないのが残念である。
Eye-Fiには対応しているので、Eye-Fi連動機能のある、東芝FlashAirを差し込んでいる。

 2. 撮影シーンダイヤルの少なさ

本機はダイヤルがフルオート、カスタム、ムービーの3つしかない。
基本的にタッチパネルで操作をするような意図でそうしたのかもしれないが、やはりこの点もレフ機の代替と考えると厳しい面の一つだろう。
操作性の面で難がある。

 3. とはいってもやはりAF

画質に関してはさすがAPS-Cセンサーで、レフ機でさえ息を飲むほどの写真を撮ることもあるくらいだが、本機をレフの代替として考えるのはやはり厳しいとの判断になった。
AF速度および精度がやはり段違いと感じる。
また後日エントリを書くかもしれないが、位相差AFの合焦面積が、後継のEOS M2の1/6なのだ。
それも苦しい原因だと感じる。

まとめと補足

総評として、マグネシウム製筐体で質感も高く、かつコンパクトに仕上げてきた本機は所有感の満たされるものであると感じた。
これだけ機動性が高いと、気軽に持ち出す気にもなるものだ。
また余談だが、Magic Lanternという海外製のカスタムファームウェアで遊ぶこともできる。
2018年現在の先日は2.5Kの動画撮影に成功したという速報動画があったところだ。
これができるCanon製のミラーレス機は、現在では初代EOS Mだけである。
※カスタムファームウェアを使用して起こったことに関する責任は当ブログでは負えないので注意願いたい。
では今回はこの辺で。

Written on August 3, 2018